【中学生はいま・・・】

 

 教職に就いて35年、13校の学校に勤めました。

 

 どの中学生にも共通していることがあると感じています。

 年々幼くコドモ化している生徒たち。

 まず言葉づかい。幼児言葉や単語での会話、ため口…。

 

 一昔前は、学力の変動はあっても、幼児よりはお兄さんお姉さんの小学生、小学生よりはオトナの中学生でした。スマホなどのSNSの普及からでしょうか、「進化した動物としての人間」の成長が遅れてしまっている感じがします。

 

 学校では勉強する。当り前なのであまり強調して言うことをしなかったからでしょうか。授業中でもしかたなくそこに座っている的な状況が日常にあります。

 

 教育課程は全員の生徒にすべて必要なことで、だからこそカリキュラムとして定められています。教師はその道のエキスパートとしてこの職に就き、責任を持って生徒の成長を支援、リードしていきます。それを主体的に受けて自らの成長を感じながら、自己を伸ばし続ける生徒でいなければなりません。

 しかし昨今、少しのことにへこたれる我慢のできない幼児のごとく、すぐに後ろ向きになって頑張れない生徒や、目的意識の低いまま学校に来て、するべきことが見えなくなっている生徒が増えています。

 こんなに恵まれた環境の中で、人としての健全な、いや、「自然な成長」を妨げているのは何なのでしょうか。

 

 子どもたちの周りにいて集い寄り添う大人たちの責任において、この悪循環を何とかしないといけない気がしています。

 

 まず家庭で、子どもの成長の基盤となるいわゆる「しつけ教育」に力を入れていかなければならないと思います。